9/22/2010

支払いの仕組み

アメリカの小売りオンラインストアで銀行振り込みは大手を除いて皆無で、ほぼ全てがカード決済です。 卸売り用のショップでは小切手支払い(銀行口座からデビット払い)が可能なところもたまにあります。
アメリカはカード社会でコーヒー一杯からでもカードを使うので、カード決済しかしない(銀行振り込み無し)せいでお客様を逃すということはありません。


そこで決めないといけないのが、どのサービスを使うか。

初心者向け
一番簡易なのはペイパル Website Payments Standardでしょう。
このサービスの不利な点は、お客様が「買う」ボタンを押すとペイパルの別画面へジャンプすることです。 しかし、お客様はペイパルのアカウントをつくる必要は無く、クレジットカードの情報を入れ普通に買い物できます。
毎月の維持費が無料で、設定も簡単なので売り上げがどれだけあるかわからないネットショップ初心者にぴったりです。 (注:売る度に手数料はかかります)

グーグルチェックアウトも同様に設定が比較的簡単で、毎月の維持費は無料です。
しかし、ペイパルを導入している小売店の方が断トツに多く、使用者の数もペイパルがまだ先を行っています。
ペイパルは日本語でもサイトが設定されているので、英語が不安な方にはペイパルの方が親しみやすいでしょう。


オンラインビジネス経験者向け
自分のサイト内で決済をしたいというネットショップオーナーには、様々な選択肢があります。
カード決済のサービスを提供している会社は星の数ほどあるので、ここでは特定のサービスは紹介しません。

カード決済会社
一つ言えることは、業界大手を選びましょう。 というのは、ネットショップのソフトを変更しなければいけなくなったときに、大手であれば、どのソフトでも対応しているはずなので、決済会社・サービスを一から探す手間が省けます。


カード決済の基本の仕組み
ゲートウェイ(gateway)-カード決済の入り口で、ゲートウェイが、カード番号、有効期限等を瞬時に審査します。 カードが拒否されるときは、ゲートウェイが拒否したということです。

プロセッサー(processor)-ゲートウェイとあなたの銀行口座の間に位置します。 ゲートウェイが許可した支払いを一時的に保持します。 一日に一度、プロセッサー会社が指定した時間にあなたの銀行口座へまとめて支払いを移動します。


ゲートウェイとプロセッサーは別々の会社に委託できますが、私の経験上、どちらも同じ会社を使うことを強く勧めます

というのは、前職の会社の方針でプロセッサーを変えることになり、大変な目にあいました。
金融関係は手続きに数日かかることがあるので、そうなると決済できなくなり店を休むことになるのです。

プロセッサーを変更 ⇒ ゲートウェイにプロセッサー変更の届出+ゲートウェイ側の認可必要

ゲートウェイ側が認可するのにこちらが申請した後3-4日かかり、何もできずにただ待つだけでとてもはがゆい思いをしました。 確か、プロセッサーが宙に浮いた状態でもゲートウェイは支払い受付可能ですが、何か他の理由もあって、数日完全休業するはめになりました。

カード決済の会社は、2度と変えないつもりで決めてください。 変更しないといけないときは1-数日休むことを覚悟で!

確か、前の会社では、プロセッサーを変更する際に手数料をその前の会社と同じにしてもらうように交渉した覚えがあるので、ここでも、交渉する価値ありです。

No comments:

Post a Comment