5/21/2014

Google Product 改め Google Product Listing Ads

お久しぶりです。

3年も月日が経ってしまいました。

その間も、ネットショップ関連のニュース・テクノロジーの進化は欠かさずチェックしていましたが、ついついこちらのアップデートが疎かになってしまい反省。

最後の記事に書いたGoogle Product、2012年にGoogle Adwordsの傘下になり、広告を載せるのと同じ感覚で有料になってしまいました。

詳しくはこちらをご覧ください。

そしてそのProduct Listing Ads、これがこの8月にはまた変更があります

Googleの広告体系、ものすごく奥が深いのでここでは割愛しますが、Product Listing Adsで実際の検索結果で自分の店の商品を出すようにするには、通常の文字の広告と同じく、最適なキーワードの選択はもちろん、様々な細かい条件、Cost-per-clickを巧みに設定しなければいけません。

8月に変更がありますが、主な変更点はbackendでの管理が(Googleにとって)小売に適した方法になるようです。

一時期Adwordsをかなり勉強していたのですが、また勉強のしなおしです!

9/02/2011

Google Productを活用しよう

店の宣伝を兼ねた価格競争に勝つためのひとつの方法は、Google Product Searchに商品と価格をアップロードすること。

Google Productでは商品情報を提出することをData Feedといって、今では、自動的に情報をGoogle側にアップロードしてくれるecommerceプログラムもあります。

このサービスは、他のグーグルのサービスと同じく無償なので、どんどん利用すべき!

なぜお勧めするかというと、数日前、New Balanceの靴を購入するため、希望の靴のモデルを検索して価格比較してみました。
その靴のモデルはいろんなところで売られていないようで、Google Product上ではJCPenneyとBeallsFloridaの2店だけでてきました。
販売価格は同じで、BeallsFloridaは全くきいたことがなかったので、全米に店舗があるJCPenneyに心は90%傾いていました。
しかし、BeallsFloridaを覗いてみると、「全商品30%オフ」の文字が!
更に10%の割引コードをみつけたので、JCPenneyよりかなりお安くなりました。
それまで全くきいたこともないお店でしたが、その場で即決で購入。

BeallsFlorida(フロリダ州に展開するJCPenneyのようなデパート)は、Google Productに商品を載せたことで、見事競争相手から客(私)を奪い取ることに成功!

このように、Google Productに商品情報を載せていることで、売り上げの獲得につながります。

たとえそのときに売り上げに貢献しなくても、また訪問してくれる可能性もグンと上がり、名前を知ってもらえただけでもかなりの価値があります。

まだ試したことの無い人は、ぜひぜひ活用してください。
Data Feedはinstructionに沿ってやれば、難しいものではありません。
お手伝いが必要な方はお気軽にご連絡ください。

Google Productの活用・Data Feedに関する説明はこちら (2012年にPaid Serviceに変わり、リンクが無効になっています)

最新の商品掲載へのリンクはこちら

11/01/2010

ウェブデザインの落とし穴

前回から少し日があいてしまいましたが、今回は避けた方がよいウェブデザインについてです。

デザインが優れているに越したことはありませんが、デザインのよさを、フラッシュ(動画)の多用や美しいけれど画質が高すぎる写真の乱用と取り違えているサイトがたまにあります。

フラッシュの使いすぎ
フラッシュがあるとなんだかカッコイイですが、フラッシュの中身は検索エンジンにひっかかりません。 ですので、今は避ける傾向にあります。

「ようこそ」スクリーン
URLをタイプすると、「ようこそ」的なメッセージが流れて、その画面のどこかをクリックしてやっとサイトの中身にたどり着けるというサイトも結構多いですよね。
サイト訪問者は、そのサイトを見たくて行っているのですから、別に歓迎しなくてもいいのです。 そんな画面より、その会社が何をしているか、何を売っているか、企業・団体・個人ブログの内容をすぐに知りたいのです。 わざわざ訪問者のクリック数を増やす手間をかけない方が懸命です。

情報の氾濫
読者・顧客が数秒で知りたい情報を探せるようになっていますか?
カテゴリー等は訪問者の目線でつくられていますか?
リピーターを増やすためにも、シンプルで機能的なデザインが求められています。

高画質のイメージ・写真の乱用
画像のサイズが大きすぎて、ブラウザーがすぐに読み込めない個人ブログやネットショップをよくみかけます。 今の時代、画像が読み込む時間を待てる人は少ないです。 さっと読み込める画像になっているかどうか試してからホームページに載せるようにしましょう。
更に、ファイルサイズが大きいと、無駄にbandwidth(データ転送量)を増やすことにもなります。
スムーズにスクロールできるページ作りを心がけましょう。

サービス・商品の価格を問い合わせないといけない
価格が明示されていないと、電話やメールで問い合わせなくてもいい他の業者を探してみよう
と思ってしまいます。

サービス業では顧客のニーズによって請求額が変わってくるので明示するのは難しいですが、人気のあるサービスの最低価格(例:ウェブデザイン1時間100ドル)や、平均的な代金(例:ネットショップパッケージは約500-1000ドル)を提示しておけば、何もないよりはわかりやすいですよね。

代表者・運営スタッフのプロフィールが不明
これは、以前にも書きましたが、仕事を依頼する・商品を購入するにあたって、信頼できるところから買いたいのが人の心理です。
お客様と円滑な関係を築くためにも、まず最初に運営者の写真を載せたりすることで買う前から親近感がわくようなサイトを目指しましょう。

10/05/2010

ポリシーはできてますか?

ウェブショップを運営するにあたって欠かせないのが個人情報保護・配送・返品についてのポリシー。

ウェブサイト会社からのテンプレートをそのまま使っていませんか?

どこにでもあるポリシーをそのまま使っている場合は、この際に見直してみましょう。

起こりうる問題をいろいろ想定して書いておかないと、お客様とトラブルがあったときに、「うちの店の規則はOOOOです」と言えなくなり問題を解決する上で不利になる、又は立場がはっきりしていないせいでお客様から不信を買うことになります。

もし、すでに店舗を経営していて顧問弁護士を雇っている場合は、その人に一度内容をみてもらいましょう。  脅かすわけではありませんが、訴訟社会のアメリカでは、お客さんとの問題がどんな大きな方向へ発展するかわかりません。  法律の言語は特殊なので、弁護士にみてもらっていると安心できます。

前職のウェブショップのプライバシーポリシーには、顧問弁護士が連絡先を載せていて、ポリシーについての質問はそこへ連絡をするようにと書かれてありました。(それに気づくほどじっくり読んだお客様は誰もいないと思いますが・・・)

個人情報ポリシーについては、どのウェブショップもほぼ同じなので、freeprivacypolicy.com のように幾つかの質問に答えると自分のショップに合ったプライバシーポリシーを無料で作成してくれるサイトを活用してもよいでしょう。 これを弁護士に持っていくと完璧!

配送・返品(交換)ポリシーについては、自分のお店に合ったものを作成する必要があります。
書き始める前に、大手と同じ業界を含む最低10のウェブショップのポリシーを読んでみてください。
大体の傾向がつかめます。

配送料金、配達日数、返品・交換の期限等、基本事項は様々なウェブショップを読む上でほとんどみえてきます。

それでは、頻繁に起こらないけれどはっきり書いておいた方がいいシナリオは・・・

*注文した後に買い忘れたものがあるから足してほしい
⇒まだ商品が出荷していなければ可能ですが、このようなリクエストを受付始めると殺到するのは間違いないので、受付ません。

*出荷後に荷物を違う宛先に転送してほしい
⇒interceptといって、可能ですが、配送業者は荷物を途中で止めて違う宛先に向けることは保証できないので禁止。 (しかもinterceptは有料ですよ!)


こんな感じで、起こりそうな状況を考えてみて、規則に盛り込んでおきましょう。

そして、一度決めたら方針を曲げないこと!

かく言う私も、2度ほど常連さんにどうしても申し訳なくて例外を認めたことがあります。

お店の評判を保つために仕方のない場合が出てくるのですが、規則として決めた限りそれに従いましょう。

9/30/2010

配送業者を選ぶ

アメリカの2大配送業者は、UPSとFedExで、日本のクロネコヤ○トと佐○急便のようなもの。
そしてネットショップの配送では郵便局(USPS)も積極的に活用されている。

ではどうやって3つの中から1つを選べばいいのでしょうか?
以下で挙げている提案はアメリカ国内の配送の場合です。

①各注文の重量が1.3キロ(3パウンド)以下の場合はUSPSが経済的。

②商品が薄い、小さい場合もUSPSが経済的。  USPSにはFlat Rate Box(固定送料)の箱がPriority Mail、Express Mail共に4種類ずつあり、箱に入ればどんな商品でも指定の金額で発送できます。
*ビジネスで使用の場合には、郵便局で支払う値段より少し安い送料を使えます。

更に、Priority かExpressの箱が1つでもあれば、無料で家までとりにきてくれます。

③本土48州からハワイ、アラスカ、その他準州(プエルトリコ等)にも配送したい場合もUSPSが有利。
というのは、固定送料の箱を使うとその値段で送れる上、普通の箱を使う場合も、送料の跳ね上がり方が、UPSとFedExより断然小さいです。

ここまで読むと、郵便局の方がよいように聞こえますが、そうでもありません。

④ 各注文の重量が平均的に1.3キロ(3パウンド)を上回る場合は、郵便局が高くつく傾向があるので、UPSかFedExをお勧めします。

⑤荷物追跡が重要ならUPSかFedExが断然優れています。
まず、UPSとFedExは全てに追跡番号が付きますが、USPSは約70円くらいですが追跡サービスを購入する必要があります。
前職で、本土内はUPS、アラスカ・ハワイはUSPSを使用しましたが、USPSは荷物追跡が頻繁に更新されないので、荷物が予定より遅れたときにどこに荷物があるか誰もわからずに何度か困りました。
その点、UPSとFedExは、遅延の場合もすぐに追跡ページに反映されるので、安心できます。

荷物追跡の点でハラハラしないので、個人的にはUPSとFedExの方が好きです。


豆知識
UPSかFedExに決めた場合、アカウントを作る際に、毎日荷物を取りに来てもらう「Daily Pickup」を選び、担当者を割り当ててもらいましょう。
オンライン上でアカウントを作成&登録し、カスタマーサービスに電話して担当者に一度来てもらうようにお願いしましょう。
アカウント担当者と送料の交渉ができます!

担当者がいることでいろいろなことがスムーズに行きます。

9/25/2010

Bandwidthの問題

ネットショップを運営する上で気にかけておきたいのがBandwidthの量。
Bandwidthとは、日本語でバンド幅、帯域幅で、一言で言うと通信回線のデータ転送量のことです。

では、このデータ転送量とは何を意味するのか?

お客様があなたのネットショップを閲覧するときに、お客様側のコンピュータは各ページを読み込まなければいけません。
そのときに読み込まれるぺージの大きさです。

ショップへの訪問者が多ければ多いほど、ページの写真が多い又は写真が高画質であるほど転送量は上がります。


データ転送量を予測するのは非常に非常に難しいです。
私が以前運営していたウェブショップではこの問題に非常に苦しみました。
写真の質は中の中くらいで、あまりデータを消費しないように工夫しましたが、商品数がかなり多かったし、非常に多くのお客様が毎日訪問してくれたのはいいんですが、訪問者数と売り上げが比例しませんでした。
まぁ、売り上げが比例しなかったのには、会社が送料無料を受け入れられなかったという理由もありますが。


ネットショップのソフトを選ぶ上で、データ転送量のことも考慮に入れて選びましたが、見事に割り当てられた範囲を超過し、ソフト会社はかなり大目にみてくれましたが、別料金を払うはめに。


厄介な点は、単純に、訪問者数 x (平均)ページの大きさ x (平均)ページ閲覧数でないんです。
だから、裏側で写真をアップロードしたりするのもデータ転送量に含まれていると思います。
自分でもいろいろな関連資料を読み漁り、しつこくソフト会社の担当者にききましたが、なかなか的を得た回答を得られず。




もうオンラインストア経験済みで、データ転送量がだいたいわかっている場合はそれを参考にすればいいですが、未経験で、予想するのは非常に難しいです。

もしウェブホスティングを含んだIT関連全部を管理をしてくれるソフトを選ぶなら、超過料金のこともあらかじめ聞いておきましょう。
バンド幅のことで困りたくなければ、データ転送量無制限のサーバーをレンタルしてそこでソフトを管理するという選択肢もあります。



ネットショップが初めてだとこの点はソフト会社から請求書が来るまで気付かないので、頭にいれておいてください!

9/24/2010

ネットショップ開店チェックリスト・トップ10

私なりに、開店準備にあたって、基本中の基本だと思う10項目を挙げてみました。
一応時系列になっています。

1. お客様が覚えやすいドメイン名を取得しましたか?

2. カード決済の会社と契約しましたか?

3. 運送会社は決めましたか?

4. 梱包材料は揃っていますか?

5. 在庫は、商品を選択・梱包しやすいように整理されていますか?

6. カスタマーサービス用の電話番号・メールアドレスはありますか?

7. 少なくとも配送ポリシーと返品ポリシーはつくりましたか?

8. 商品は写真と説明入りでショップに載せましたか?   

9. ショッピングカートで試し買いしましたか? スムーズに買い物できましたか?

10.解析プログラム(Google Analyticsは無料)を埋め込みましたか?


新しくお店を開店するときはワクワクしますね!